一言で「腰痛」といってもいろいろな種類の腰痛があります。今回は腰痛についてお話をいたします。
まず腰痛とは・・・
その字のごとく、腰の痛みや腰の周囲の筋肉の張りなど、不調の総称のことをいいます。
座骨神経痛などの足の痛みをともなうものも腰痛に含みますと学術的でもいわれています。
腰だけというわけではなくて、足やお尻なども含む痛みも「腰痛」ということになってきます。
腰に痛みが出た時期や原因によって、当院では施術の方法やセルフケアも変わります。
腰痛は、日本国内では男性が1位、女性が2位といわれるくらいの多い悩みで、
皆様も人生で一度くらい経験したことがあるのではないでしょうか。
最初は軽い痛みでも、放置するとどんどん痛みは強くなり、痛みだけではなく、しびれや足に力が入らないなどにまで発展してしまうことがあります。
あなたがそうならないためにも
腰痛のことを把握していただき、ここから説明をしていきます。
・・・急性腰痛(ぎっくり腰)
急性腰痛とは、起きた時期が4週以内の痛みをさすといわれています。
炎症そのものが強く、動かずに、安静にする必要があります。人によってはこの期間は来院せず安静にしていた方が良くなることもあります。
逆にマッサージをしてしまったりすると、
切り傷に塩を塗るようなことになるため、注意すべきでもあります。
一度当院にご相談ください。
コルセットやテーピング、アイシングなどもおすすめします。
急に痛くなって動くのがつらくなった、というのは「ぎっくり腰」であることが大半です。
・・・亜急性腰痛
急性腰痛の次の段階で、4週以上で3ヵ月以内の痛みをいいます。
急性腰痛をしっかり良くしておかないとこの痛みの段階に移行してしまいます。
・・・慢性腰痛
これが、国民の多くがかかえる腰痛です。
急性腰痛からそのまま数か月なんとなく痛いなとなっていたり、特に思い当たる原因がないのに数か月以上ずっと腰が痛いというのがこれです。
日常的に腰になんらかのストレスがかかっているとこの腰痛は長引いてしまいますね。
腰だけでなく、運動不足や睡眠不足、冷え、ストレス、姿勢、ゆがみなど、さまざま要因が改善に歯止めをかけているのかもしれません。
・・・腰痛の種類
腰痛は、大きく分けて下記の2種類です。
①原因がわかるもの
②原因不明のもの
①については内臓異常によるものや、怪我や打撲、ヘルニアや狭窄症、または腰椎分離すべり症などになります。腫瘍や先天性の病気によるものなども含まれますね。これはこの原因に対してアプローチをします。
ですが、大半の方は②のによる腰痛です。
整形外科にいってレントゲンやCT,MRIなどをしても問題ないといわれ、
飲み薬や湿布で我慢するというその痛みです。ですがレントゲンを撮って「異常は無い」という結果もとても重要なものです。そこで異常がもしもあった場合、早急に対処しなくてはならないわけですから。
ここからは、②の原因不明の腰痛に対する、家でできる簡単なセルフケアを紹介します。
ただ、原因不明の腰痛で来院されるお客様がとても多く、その中で皆さん整体を受けられて痛みが取れて帰られるのでこういった痛みの方はぜひ一度ご相談ください。
・・・慢性的な腰の痛み痛のセルフケア
圧倒的に多いのが筋肉が原因による腰の痛みです。
「肉体労働してないのになんで?」と思うかもしれませんが、
反り腰といって腰を反ったり、お腹を突き出すような姿勢で立っていたり、デスクワークのときに逆に腰を後ろに倒して座っている人がとても多いです。
姿勢を正しくしようと胸を張ると逆に腰が反ります。座るときもだらっと座ると骨盤が後ろに倒れ、腰の筋肉が常に引っ張られてしまいます。
骨盤が正しい位置にあることで腰の負担が減りますので骨盤の位置が整うセルフマッサージを紹介します。
①太ももの前についている筋肉をマッサージとストレッチ(大腿四頭筋)
太ももの前についている筋肉は骨盤と膝を繋ぐ筋肉です。
この筋肉が固くなっていると骨盤を前方に引っ張りしまうため、腰痛の原因になってきます。柔らかくしておきましょう。
②お尻の筋肉をマッサージとストレッチ
長時間座っているとイスとお尻の骨の間にあるお尻の筋肉が常に圧迫されてしまいます。
お尻の筋肉は腰を支えていますし、お尻の筋肉が固くなることで、骨盤が後ろに倒れやすくなり要腰痛の原因になります。こちらもしっかり柔らかくしておきましょう。
③膝の裏からふくらはぎにかけての筋肉をマッサージ・ストレッチ
全身の筋肉には筋膜というビニールのような膜で覆われています。
ふくらはぎの筋肉と腰の筋肉は筋膜で繋がっていますので、ふくらはぎをほぐすことで腰の負担が減りますので柔らかくしておきましょう。
これらは決して強い力でマッサージをせずに心地よい程度の加減で行ってください。
以上が腰痛の簡単なセルフケアになります。当院では整体施術をした後にこういったストレッチの指導もいたしますのでお気軽にお問い合わせください。
最後まで御覧いただきありがとうございました。