今回は、人生で一度くらいは経験したことがあるという方も多いのではないでしょうか。
「骨折」についてお話いたします。まだ骨折したことが無いという方でもなにかのお役に立てて頂けましたら幸いです。ではよろしくお願いいたします。
骨折とは・・・
骨折とはその名の通り、骨の連続性が失われたことをいいます。
骨の中には骨髄という血液を作っている組織があります。ですのでそれが失われるということはとても腫れます。
捻挫や挫傷などと比べるとかなり強く腫れます。
ですが小児の骨折や剥離骨折、軽度のヒビなどは腫れが軽いこともありますので、しっかりとした検査が必要になります。
完全骨折と不全骨折
完全骨折は先ほどお伝えしたように、完全に骨が切断されたものです。
対して不全骨折とは、骨にヒビが入ったり、曲がってしまったりという状態のものです。
腫れや痛みが強く出ないものもあります。
骨折に対して
接骨院で骨折の施術を受けることのメリット
接骨院では骨折についての施術を得意としています。
なぜなら国家資格を取得するための専門学校では骨折についてみっちりと勉強するからです。ほかの勉強と比べても骨折と脱臼はより濃く学びます。ですので得意な分野ということです。
・リハビリや運動療法がじっくり受けられる
・待ち時間が無い
・リハビリがじっくりと受けられるので回復が早い
接骨院で骨折の施術を受けることのデメリット
接骨院ではレントゲンがないという点です。
ですので、精密検査が必要な骨折につきましては一度整形外科に行ってレントゲンを撮る必要があります。
好発部位について
大きな骨折は、整形外科にかかることが多いかと思います。
骨折が良く起こる場所は、手足の指、腕、鎖骨または肋骨です。特に肋骨はくしゃみや咳でも折れることがあります。
回復までの期間
折れた部位によって回復までの期間が変わります。
指は二週間・肋骨は三週間・鎖骨は四週間・腕は5~6週間
足は7~12週 という形です。
アスリートの場合は早期回復するために手術を行うというケースもあります。
当院での施術方法
当院では、テーピングや包帯、ギブスやシーネという固定具などをもちいて固定を行います。
骨が十分にくっついたところで固定具を外しリハビリを開始いたします。
しっかりとしたリハビリを行うことで予後の動きに大きな影響をもたらします。
あまり固定期間が長すぎると拘縮といって関節の可動域がなくなってしまったり、変形が残ってしまったりしますので的確な判断が必要になります。近年は固定期間をなるべく短くする傾向にあります。
骨折を起こさないために・・・
ケガですので予防をするのは難しいですが、骨粗鬆症の人は骨折しやすいですのでまずは骨を強くしておくことが重要です。
骨を強くするものは、カルシウムの吸収を促進してくれるビタミンD、また骨や軟膏を作るために必要なたんぱく質やカルシウムを積極的に摂取するということも重要です。
また、日光をしっかりと浴びることや骨への適度な刺激(歩行や運動)もとても大事なことになります。
最後に
子供の怪我による骨折の見落としということが少なくありません。
院長である私も子供の頃に転倒して痛みがあったものの、接骨院や病院に行かず放置していました。数週間痛みが引かず病院に行ったところ骨折している事実が判明し固定を行いました。
痛みがなくなるのにかなりの日数を要した記憶がありますので、痛みがある場合は軽視せずに接骨院(整骨院)・病院に行くことをオススメします。
以上、今回は骨折についてお話させていただきました。
当院には月に1、2名ほど骨折の疑いがある方がいらっしゃいます。整形外科と提携をしておりご紹介することも可能ですのでなにかございましたらご相談ください。
今回も最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。