よくある質問
今回は、ぎっくり腰に関して多くの方によくされる質問についてご紹介していきます。
病院に行くべきか?
結論としては、ぎっくり腰は病院に行かなくても安静にしているだけで治るケースが大半を占めるため、無理に行く必要はありません。もちろん痛みが強く少しも動くことが困難な場合は、救急車を呼ぶ方も稀にいらっしゃいます。
骨は大丈夫?
ぎっくり腰はいわゆる腰の「捻挫」や「挫傷」なので骨は大丈夫なことが大多数です。ごくまれに年配の方がぎっくり腰だと思ったら「腰椎の圧迫骨折」だったということがごくまれにありますが、基本的にその心配はありません。
このページをご覧になられてる方々のような年代でもし骨に異常があったら痛みで歩行がままならないことが多いのです。
湿布した方が良い?
さまざまな見解やエビデンスがありますが、当院の見解としては「どちらでも良い」です。
ぎっくり腰=炎症 ですので、基本的に「熱感」があったり内部組織に傷がついています。筋肉が一部切れてしまっていたり、腰部の靭帯や関節にダメージが起こっています。
なので当院としては湿布より氷嚢などで「冷やす」ことで「消炎」することを推奨しています。
湿布を長時間貼ると皮膚とシップの間に熱がこもってしまうので、「消炎」しづらくなりますため、そこはお気をつけいただくよう説明しています。シップには消炎鎮痛剤が含まれておりますのでもちろん痛みが軽減することもございます。
当然ですがカイロなどで温めることは逆効果になりますが、痛みが落ち着いたら腰を温めることは体にとって効果的です。
動いた方が良い?
「痛いけど動いた方が良いですか」よく患者さんに聞かれますが、結論としては「痛みが強いうちは動かない方が良い」です。
一番痛い時の痛みを10としたら、4か5になったら徐々に動き始めるのが良いかもしれません。
お風呂に入って大丈夫?
短時間(5分程度)なら大丈夫です。先ほど温めるのは逆効果ということをお伝えしましたように、ぎっくり腰のときは「血流が良くなりすぎないようにする」ことが大切です。
お風呂から出たらもう一度「氷嚢」などで冷やすのが理想的です。
どんな姿勢だと早く治る?
立ちっぱなしよりも座りっぱなしの方が腰には負担がかかります。
理想は横向きになって軽く膝を曲げ、抱き枕などを使い体重を預けるような姿勢で安静にすることです。
あおむけのほうがラクな場合は、あおむけで膝の下に小さく巻いたタオルなどを入れてあげると腰の負担が減ります。マットレスや布団は固めのほうが腰がラクなことが多いです。
食事や水分はいつも通りで良い?
冷たいものを取りすぎると胃腸に負担がかかるので、代謝が下がってしまったりするためあまり良くないです。あとは、食べ過ぎてしまうと物理的にお腹が出るので腰が反るような形になってしまい腰にはあまり良くないといわれています。
温かい白湯などを飲むと免疫力が向上しますのでぎっくり腰がすこし早く良くなるかもしれません。
コルセットは大切?
コルセットはしたほうが良いです。
これを読んでいるあなたも人生で一度くらいは足を捻挫したり、ふくらはぎを肉離れしたことがあるとは思いますが、そのときにサポーターやテーピングなど使用したかと思います。
ぎっくり腰もそれら同様「炎症」が起きていることが多数ですので、固定したほうが良いです。
コルセットで腰が必要以上に動かないようにすることで炎症が収まりやすくなります。
ぎっくり腰に接骨院での施術は有効?
前述にて、「ぎっくり腰は病院に行かなくても安静にしているだけで治るケースが大半」とお伝えしましてが、適切な施術を受けていただく事で、痛みの緩和が早まるケースが多々あります。
当院にも毎月多くのぎっくり腰の患者様がいらっしゃいますが、早くて1~2日、遅くとも3~5日程度で痛みが改善されています。
当院では炎症を抑える施術、体の歪みを整えて負担を減らす施術、テーピングやコルセットなどで再発や日常の負荷を減らす施術を行います。痛みが無くなったら、かばっている体の別の部位なども施術をして、終了となります。
お気軽にご相談ください。