ぎっくり腰のセルフチェック
腰に急に強い痛みが出た際に、”これはぎっくり腰かもしれない”と考えたことはありませんか?
日常の中で腰痛を抱えている方は多くいらっしゃいますが、痛みが出た際にぎっくり腰というワードが頭をよぎった方も少なからずいらっしゃると思います。また、ぎっくり腰を経験されたり、体が硬いなどといった今の腰の状態でぎっくり腰にならないか心配される方も多くいらっしゃると思います。今回はその腰の痛みがぎっくり腰なのかどうかセルフチェックする指標や、どれだけぎっくり腰になるリスクが高いかの指標をご紹介していきます。
これはぎっくり腰なの?
ここからは腰の痛みがぎっくり腰なのかどうかをセルフチェックで判断する基準をご紹介します。腰痛の発生した状況をチェックすることで、今の痛みがぎっくり腰である可能性が高いかどうかを判断することができます。チェック項目としては、以下が挙げられます。
・何もしていないにも関わらず、日常で急に腰に強い痛みが出た
・せきやくしゃみをしたら、急に腰に強い痛みが出た
・重い荷物をしゃがんだ状態で持ち上げようと踏ん張ったら、腰に痛みが出た
・ゴルフや野球などスポーツをしていて、急に腰に強い痛みが出た
上記のように急に強い痛みが腰に出た場合は、ぎっくり腰の可能性が高いです。ぎっくり腰になった際には、無理に腰を動かそうとせずに安静にしてアイシングで冷やすことが推奨されます。もしコルセットをお持ちであれば、そちらを使用して腰の安静をより保っていただけますと早めの改善が見込めます。
ぎっくり腰になりやすい状態
ここでは、どのような状態がぎっくり腰になりやすいかをいくつかご紹介していきます。日々の生活を振り返ったいただき、あてはまるものがあるかチェックしてみてください。
・立って前屈した際に手が床に届かない
・うつ伏せで寝た状態で、片膝を曲げてかかとがお尻につかない
・座りっぱなし・立ちっぱなしといった同じ姿勢で長時間いることが多い
・運動不足である
・足に合わない靴を履くことが多い
・体が冷えやすい
ぎっくり腰になりやすい要因としてまず挙げられるのが、太ももの筋肉の硬さと、腹筋・背筋の筋力の低下です。立って前屈した時に手が床に届かない人は太ももの裏側の”ハムストリングス”という筋肉が硬く、腰に負担が集中してしまい、ぎっくり腰のリスクが高まります。
また、座りっぱなし、立ちっぱなしといった同じ姿勢で長時間いることが多い人は、気づかないうちに悪い姿勢になり、腰に負担がかかっていることがあります。このように、筋力の低下や凝り固まった姿勢などが積み重なったところへ、中腰の姿勢で行う動作などがきっかけとなって、突然ぎっくり腰が引き起こされてしまうことも珍しくありません。
まとめ
このように、ぎっくり腰のセルフチェックを行うことで、急に腰に強い痛みが出た際にそれがぎっくり腰なのかどうか、今のお身体の状態がぎっくり腰になりやすいのかどうかをある程度ご自身で判断することができる一つの指標となります。
それにより、ぎっくり腰だと判断した後の素早い対処による早期回復、お身体の硬さや姿勢などの現状の改善によるぎっくり腰の予防が可能となります。特に運動や筋トレで筋肉を鍛え、ストレッチで柔軟性を保つことは、ぎっくり腰を予防する最善の対策となりますので、ぜひ挑戦してみてください。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。