好転反応ってよく聞くけどどういうこと?と、思う方も多いかと思います。
今回はそのお話をしていきます。よろしくお願いします。
結論からいいますと、「施術をして、体が良い状態に変化しようとしているときに起こる体の反応」のことをいいます。
具体的にどのような現象が起こるかを挙げると、
・頭がぼーっとする
・フワフワとした感じがする
・のぼせる感じ、立った時にふらつく感覚
・筋肉痛のような感じがする
施術をするとこのようなことが起こることがあります。
もちろん全員がこうなるわけではないです。
「そんな事が起きたら逆に悪化していない?」
「せっかく良くするために行ったのに、なんか気持ちが悪い」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんがそんなことはないのでどうかご安心ください。
施術直後に体が良い状態になった時に一時的に出る反応です。個人差はありますが数秒から数十分または半日で無くなります。
※当院は施術直後の激しい運動は避けてもらい、自宅でゆっくりされることでより高い施術効果が見込めますので帰宅後に1.2時間ゆっくりする、または仮眠をとることを推奨します。
数時間後でしたら運動してももちろん大丈夫です。
例えば、お風呂上りやサウナの後に血流状態が良くなってぼーっとすることがありますよね。
<好転反応の原因は?>
なぜこの反応が出るのかについてですが理由はさまざまですが、いちばん分かりやすいのは
筋肉の緊張、硬さ(コリ)を整体により取り除くことによって体の血流が良くなるためです。
おそらく、あなたのその今痛みがある部位は、血流が悪い可能性が高いのです。
※けがの場合は炎症があるかもしれません。
筋肉は体を動かすときだけに働くだけでなく、熱産生や血液の運搬など様々な役割があります。
たとえば酸素が体には必要ですが、その酸素も血液を介して体の隅々までいきわたります。
<そもそも筋肉が硬くなってしまうのを防ぐには>
話が少し逸れますが、筋肉の血流が悪くなるのを防げると体の不調が起きにくくなりますので血流が少しでも良くなる方法についてお話していきます。
①起床後の有酸素運動・・・朝散歩を30分程度すると一日の活動パフォーマンスがアップします。また、空腹時に行うと体脂肪の燃焼にも効果的ですし、朝行うことで硬くなった体がほぐれていきますし脳の活動にもスイッチが入ります。
②栄養バランスの取れた食事・・・炭水化物、脂質、たんぱく質のバランスが重要です。
極端な炭水化物抜きダイエットは、身体のエネルギーが枯渇してしまい筋肉が減るリスクもありますので何事もバランスが重要です。からだが求めている三大栄養素を適切に摂ることで臓器の働きも良くなります。
③ストレッチやセルフケア・・・運動後や風呂上がりに行うことで疲労が軽減したり、関節の動きが良くなり血流も促進されます。
④整体やマッサージを受ける・・・筋肉を刺激しますので直接的に血流が良くなったということを実感できるかと思います。
※決して強ければ強いほど良いというわけではないです。
筋肉がポンプのような作用となり全身に血液を送っています。このポンプの働きが悪いとどんどん血流が悪くなってしまいます。
「毎日デスクワークで夕方になるとだんだん足がむくんでくる・・・」
という方は日中座りっぱなしで下半身に溜まった水分や血液が、「ポンプ(筋肉)」の働きが悪いばっかりに、上半身に戻っていっていないということも考えられます。
まとめると・・・
・好転反応とは身体が良くなろうとしている現象なので決して悪いことではない
・体の血流が良くなるためには運動・栄養・ストレッチ・整体が効果的である
※余談ですが、「好転反応」と「もみ返し」は別物です。
もみ返しというのは、施術において筋肉への刺激が強すぎて、筋肉が必要以上に傷がついてしまっているという状態です。
当院での施術は「もみ返し」が起らないよう、お客様のお身体に必要以上の強い刺激を加えないようにしていますのでご安心ください。
最後まで御覧いただきまして本当にありがとうございました。